『かくれ脱水』に注意しよう!
梅雨が明けると、いよいよ本格的な暑さがやって来ます。この時期に気をつけたいのが『かくれ脱水』です。
熱中症予防に取り組む医師らでつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」(東京都)によると、今年の夏はマスクの着用や外出の自粛で、熱中症のリスクが高まっているということです。
例年は初夏の時期から少しずつ暑さに慣れて、上手に汗をかける体を作る「暑熱順化」が起こります。今年は、4月5月の暑くなり始めた頃の外出自粛のため「暑熱順化」が進まないというのです。
また動く機会が減ったことで、水分を貯める機能のある筋肉が減り脱水状態になりやすいといいます。
さらに、マスクをつけていると体内に熱がこもりやすく、のどの渇きも感じづらくなり、知らないうちに脱水が進んで熱中症になるリスクがあるとしています。
『かくれ脱水』をふせぐためには、意識して30分ごとに水分補給することはもちろん、室内の温度・湿度を整えること、十分な栄養と適度な運動・休息をとることが大切です。